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森田敏夫「江戸町酊主のパートナー考」 森田 敏夫
「江戸町酊主のパートナー考」
世の中の、「男との女のほどよい心の距離」を独特な目線で表現します。
ピリッとしたスパイスの効いた内容が江戸町酊主風…。
優しく厳しく、楽しく、多くのことを経験した酊主の言葉に「はっ」とするかもしれません。
あなたへ届くメッセージも込められています。
森田敏夫「江戸町酊主のパートナー考」



第25話  「人生、勇気と覚悟です」
第25話「人生、勇気と覚悟です」
 過日、男性がひとりでおいでになりました。お話をするうちに数年前に奥さまを亡くされ、淋しい日々などなど話がはずんでおりました。そこへ私も、いつも好もしく感じている女性が、これまたおひとりで来店され、この方もお一人身ということはかねてより承っておりましたが、なぜかひらめくものがあってお二人をお引き合わせし、しばし飲食歓談。お二人の背中を押して、押しまくりました。男性の方は名刺を出し、お酒のピッチもあがります。が、女性の方は良い雰囲気の中で住所も電話番号もかたくなに拒み、奇妙な違和感として今も残っています。昨年、永くお世話をされたお母さまを亡くされ、やっと結婚というテーマを遅ればせながら自覚し、がんばるわとおっしゃっていた彼女の意外な消極的な姿勢におんなごころの不思議をあらためて感じたひと時でした。このひと時の出会いに勇気を持って挑戦してこそ未来が拓け、よしんば実らぬおつきあいだったとしても貴重な糧となってくれると思うのですが。

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第24話  「幸せのおすそわけ」
第24話「行き交う年もまた旅人なり」
 シンパシーの一文をご縁に、酊主もいろんな方とのご縁を結ばせていただいております。熱情あふれた若いこころ、あぶなっかしい背伸び、もっと自信を持って口説けよ・・・などなど、酊主の青春の光と涙と重なって、多くは語りませんが、所詮あんたの人生、あんたが乗り越えていきなはれといった話をいたします。冷たいようですが、自分を誉め、自分を責め、自分の目線で良きパートナーとの出会いを祈るのみです。
 婚約も整い、結婚式、新生活の話など、これからの永い人生を忘れて、いっときの華やぎにひたるお二人の話は、我が身を振り返り、無理しなさんな、無理しなさんなと思いますが、水は差しません。そんな折、つましく、つましく男性をたしなめ、男の見栄えとこれからの二人の生活のバランスを賢く整え、漂わせる女性のひかえめな自己表現は実にこころがなごみます。幸せだなぁ、この野郎と、酊主の酒もすすみます。幸せのおすそわけは、最高の酒の肴です。人生は永い、感動はいっとき、いっときの積み重ね、幸せ重ねておすそわけのできる二人であり続けていただきたいものです。

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第23話  「共感・反発・学び」

第23話「共感・反発・学び」
 最近、独身男女の集まりに2、3度参加する機会がありました。もちろんお酒を伴う会合でしたが、男女共にあまりお酒が進まない。まさにたしなむといった感じで盛り上がりません。酒の勢いでも借りて、もすこし本音をぶつけあったら、勇気も元気も、悲しみも淋しさも共有できるのではなかろうかと、実にじれったい時間が過ぎていくのみでした。
 飲めても飲めなくても、ひたむきに見つめる、楽しむ、そしてテレないで一生懸命の自分を表現する努力はできるはず。その努力がお集まりの皆さまへのエチケットでは。言い過ぎや後悔があっても、言い足りないよりはよっぽど救われるのではないかと思うのですが。そんなに親しくない仲や、ましてや初対面の人なんかに本音なんぞさとられてたまるか、といった本音の本音でも結構。自己主張のぶつかりあいがあるから、ほんものの共感と反発と学びがあるのです。刺激しあいながら、発想し、変わっていく自分を実感できる喜びを楽しみましょうよ。

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第22話  「遠火の強火」

第22話「遠火の強火」
 お料理のお好きな方はご存知だとは思いますが、お魚を直火で、多分炭火なんかで焼いていた頃の母から娘へ言い伝えられてきた生活の知恵だと思うんですが、趣き深い言葉ですね。おいしく、いい色に焼きあげる母の、そのまた母の工夫が伝えられて、大げさに言えば往時の生活文化のひとつとして、今は言葉だけが生き残って、いろんな場面で重宝に使われているようです(ホント?)。強火で、いつも近くであぶられていては人間関係だって火傷します。弱火で近火だとうっとうしい。なにモタモタしてんのよ、とイヤ味のひとつも言いたくなりますよね。近くて遠きは男女の仲とか、まさに言いえて妙です。実証例を二つ、三つ。居酒屋商売をしていますと、お客様同士のご縁もいろいろ。開店最初のカップルは出張でひとりでフラリと入って来られた男性客。数ヶ月してから礼状が、はるか信州から。当店でその時知り合った女性と文通、長距離恋愛の末、結ばれたという嬉しいお便り。未だに賀状のやり取りが続いています。最近は対馬の男と築町の魚屋の娘。これまた想いはるかな日々を乗り越えて、昨年末結婚。“遠火の強火”は今も脈々と生きています。チャレンジのヒントになるのでは。

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第21話  「二枚舌と希望力」

第21話「二枚舌と希望力」
 先月、長崎新聞のうず潮という欄に一文を寄せました。レイアウトに関する一考です。仲間うちでは好評でしたので再レイアウトしてここに。タイトルは二枚舌とレイアウト。事の発端は近所の食堂で朝市の魚屋さん達との小宴会中、私の舌に魚の骨が刺さったのです。痛い痛いと大騒ぎしていますと、なかの一人がその舌を切ってしまえと言うのです。えっ?と聞くと、彼いわくあんたにはもう一枚舌があるではないかと。爆笑の後の話題は最近の失言問題や裏金、欠陥商品等の二枚舌騒動へと進んでいったのです。失敗、失言、無理押しなど窮地に陥った時に、とかく後手、後手で傷口が広がってしまってから処理やとりつくろい、信用回復しなければならない場合の多くは、責任逃れの二枚舌が傷を深くしていくという事です。つまるところ問題解決のレイアウトが早期に描けていないからです。レイアウトを間違えたらすべては砂上の楼閣。生き方を含めたすべての生活文化、芸術はレイアウト次第だと思うのです。自分を素直に見つめて日々の暮らしをレイアウトできていれば、一枚の舌を裏表に使ってもきっと安定した日々と希望力がわいてきますよ。

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千代里
第1回 「モテる秘訣」

中川 素美
第3回 「帰り道の幸せ」
第2回 「だだもれの会話」
第1回 「しぶしぶの縁」

片伯部 廣太郎
第3回 「結局女は不思議よねの巻」
第2回 「それでも女は可愛いの巻」
第1回 「やはり女は怖いの巻」

山本 恭逸
第1回 「夫婦とは一緒に齢を重ねること」
第2回 「結婚の知恵」
第3回 「披露宴のスピーチ」

ヤマサキ ユズル
第1回 「結婚 異文化との出会い」
第2回 「結婚 異文化交流」
第3回 「結婚 異文化融合」

堺 蘭
夫婦風情 その三「誠心誠意
夫婦風情 その二「家事分担
夫婦風情 その一「妻と嫁」

執行 利博
第3回 「恋するタマシギ」
第2回 「キジの親子」
第1回 「キジバト」

森田 敏夫
第44話 「金庫網」
第43話 「今年の決心と覚悟は良い仲です」
第42話 「年賀状」
第41話 「船旅をしましょうね、2人で」
第40話 「風になろう、飛んでいこう」
第39話 「自分磨きの旅」
第38話 「夏への便り」
第37話 「ラブ」
第36話 「花のいのちはみじかくない」
第35話 「私は私」
第34話 「花の盛りは、今日か、明日か」
第33話 「ときどき雨、のち、ずっと晴」
第32話 「気づかい、金づかい、息づかい」
第31話 「はつ春。結ぶ春。」
第30話 「今は昔、母のひと押し」
第29話 「こころの潤い」
第28話 「ふたりだち」
第27話 「こころの琴線」
第26話 「パラソルの女」
第25話 「人生、勇気と覚悟です」
第24話 「幸せのおすそわけ」
第23話 「共感・反発・学び」
第22話 「遠火の強火」
第21話 「二枚舌と希望力」
第20話 「冬の桜」
第19話 「行き交う年もまた旅人なり」
第18話 「年のけじめのシンパシー」
第17話 「ご尊敬申し上げています。」
第16話 「しっとり感、存在感」
第15話 「ラブ・スタンダード」
第14話 「感じる生き方」
第13話 「ひとびとの跫音(あしおと)」
第12話 「まさか?」
第11話 「赤い糸、赤い富士」
第10話 「幸せはみんなのために」
第9話 「のぼせもんのパワー」
第8話 「未来は思いのままよ」
第7話 「口さき女と、口だけ男のまごころ勝負」
第6話 「うすものや ひと悲します 恋をして」
第5話 「らしい生き方を」
第4話 「80-20の法則」
第3話 「目的はひとつにしぼって身の安全」
第2話 「こころ遊ばせて、ごめんあそばせ」
第1話 「おつきあいはジレンマに満ちて楽しみ多し」





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