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若杉亜希子:長崎新聞「うず潮」掲載:ステキな仲間を紹介します。結婚サポートシステム シンパシー 若杉 亜希子
長崎新聞 「うず潮」 掲載
長崎新聞に毎日連載の「うず潮」コーナー。
いろんなジャンルの人が日替わりで登場します。
シンパシースタッフも執筆中。
 



第5回  「結婚の心得」(2010年1月21日掲載)

第5回「結婚の心得」(2010年1月21日掲載)
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「結婚する時は、相手をよく知って、よく考えてからしなきゃいけないよ」2009年大晦日、久し振りに会った同級生の男の子のお父さんが私に言いました。

 赤ちゃんも生まれたばかりで、幸せな年の瀬を迎えているはずでしたが、話しを聞くと、年末年始の掃除や準備をしている時にケンカが始まり、奥さんが赤ちゃんを連れて実家に帰ってしまったそうです。「何もこんな時に」つい私から出た言葉。年越しソバの準備もさることながら、おせちの準備も途中だったようです。「いやいや、今は“こんなとき”なんて感覚ないように感じるよ。今まで育ってきた家の方針があるだろうけど、嫁に来たからには、嫁ぎ先の方針に従わなくちゃいけない時もあると思うんだけどね」ちょっと寂しそうに話をしてくれた同級生のお父さんは、“嫁に来てくれた”彼女に強く言えないのかもしれません。新しい年明けは“家族揃って”というのは過去の話になったのでしょうか。
 2010年新たな年を迎え、同級生の女の子のお母さんに会いました。「うちの子、結婚したのよ。でもね、何かあったらすぐに戻ってきていいからねって言ってあるの。何もなくても戻ってきてもいいんだけどね」と笑うのです。家族で自営業を営む彼の元に嫁いだとか。「ほら、自営業って大変というじゃない?それでも結婚するって言うから。まあ、一度は結婚しておいた方がいいと思うし、大変だって思えばすぐに帰ってくると思うわ」子を思う、親心がいいのか、悪いのか。私には判断できないけれど。
 さて、「結婚」するとは?家族それぞれ、人それぞれ意見も感覚も違うもの。全く同じものなんてないから、刺激しあったり、反発しあったり、共感しあったり。
 それにしても、結婚する時、覚悟を決めて白無垢をまとい、「あなたに一生連れ添います」と誓った女性は過去となったのでしょうか。
 今年も「結婚」を考えて、「結婚」に悩まされそうな幕開けです。

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第4回  「お見合い結婚」(2009年12月12日掲載)

第4回「お見合い結婚」(2010年1月21日掲載)
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 「25歳の時、お見合い結婚だったわ」と84歳になった伯母が懐かしそうに話しました。お見合いから約半年で結婚。「主人は1年くらい前から私を知ってたらしいの」と、ちょっと照れながら付け加えました。

 昔、男性は気になる人ができると仲人を立て、女性の両親にお見合いの話を持ち出し、両親から「会ってみては?」と初めて女性に伝わっていたそうです。伯父は思いを寄せて、お見合いにたどり着くまで約1年。やっとの思いでつかんだチャンスを逃すことなく、誠実な態度だったとか。映画に1度、借りた車でドライブに1度、デートらしきことはその2回だけ。何となく「誠実な人だな」と感じても、結婚を考えるにはまだまだ時間が足りないような気もします。仲人や両親、友だちなどの周囲からの支えも大きかったのですが、決め手は、「あなたを大切に思う私の気持ちを分かって下さい」と伯父が伝えた言葉だったのです。
 ほどなく二人は結婚しましたが、病弱だった伯母は入退院の繰り返し。それでも「私が選んだ人だから」と伯父は献身的に接してくれたそうです。5年後、娘が出来ました。10年後、念願の家を建て、伯父はますます家族を大切にしていましたが、働きすぎがたたって52歳で脳溢血のため他界。成長した娘は25歳で結婚。孫娘もでき、幸せでした。2年後、家族は長崎大水害に見舞われました。
「よかったらいつか着てもらえるかしら?」私に手渡されたのはピンクのウエディングドレス。亡くなった伯母の娘が結婚式に着ていたものでした。「あなたさえよければ受け取ってほしいの」と言うのです。そして伯母は私に言いました「私、理想的な結婚をしたの。結婚してから恋愛が始まったのよ。あんなにステキな人はいないと思うわ。今でも私は夫に恋をしているの」
私は色あせることのないドレスを抱きしめ、たくさんの思いが詰まったドレスに「ありがとう」という気持ちがこみ上げてきました。
さて、結婚の準備も整ったことだし、あとは相手を探すだけ。どこかに隠れている恥ずかしがり屋の私の相手が、早く出てきてくれますように。


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第3回  「30歳・独身」(2009年11月7日掲載)

第3回「30歳・独身」(2009年11月7日掲載)
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 29歳から30歳になるということは、私が想像していたより、大きな変化が訪れるようです。特に、「結婚」というキーワードに関しては。

 私は、親戚付き合いの多い、田舎の家庭で育ちました。物心ついた時には、親戚一同と顔を合わせる機会も自然と多くありました。私が25歳の時、その話題は始まりました。「結婚はまだか?」この言葉をきっかけに、周囲の心配が始まったのです。
 しかも、私に結婚の話題を振るのは、決まって酔いが回った頃。「ちょっとこっちへ来い」これが話の始まる合図。そして私は心の中でつぶやきます「ほらきた。今日は何と言って切り返そうかな」。
 話の切り出しも決まっています「お前、いくつになった?」そして私は何事もないように「26歳です」と答えると「結婚は?」と本題の質問。「相手がいませんから」と私が答えれば「相手がいないなら、どうして父親が現役の時に相手を見つけてくれるように頼まんのか?父親が見つけきれなければ親戚にでも見合いを頼むのが流れだ」と叔父たちが言うのです。
 「今はまだ、急がなくてもよか年じゃなかね」と叔母たちはかばってくれるのですが、次の年には当然のように「27歳です」と答え、決まって「結婚は?」と質問が来るのが一連の流れ。「父のような男性を探していますが、なかなか見つからないんです」というのが私の答え。しかし、私の記憶にあるのは「28歳です」と答えた私まで。
 昨今は、親戚付き合いが希薄になり、世話を焼く人が減ったため、結婚相談所を訪れる人が増えています。28歳の時、私は叔父たちに伝えました「私はこんなに心配してくれる人がいて幸せです」と。その時帰ってきた言葉は「結婚のことは、いつまでも言えることじゃないんだ。言われなくなったら、自分の年齢を覚悟しろ」
 温かくも厳しい、その言葉を忘れることなく、私は今、一生懸命走った20代の自分にさよならを告げ、自分自身から目をそらさない覚悟を決めた30代によろしくと挨拶をしました。
 譲りたくはないけれど、ロマンスを夢見ることも卒業かしら?


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第2回  「姉妹」(2009年10月10日掲載)

長崎新聞うず潮「姉妹」若杉亜希子
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 「私、会員になろうかな」結婚相談所に勤める私に、今まで興味も示さなかった妹からの突然の言葉に驚きました。妹は24歳。淡々とした日々を送っているように見えたので、なぜそのようなことを言い出したのか予想がつきません。

 「どうして結婚相談所なの?友だちの紹介とか合コンとか、あなたの年齢ならいくらでも彼氏を作る方法はあるでしょう?」私の投げかけに、返ってきたのは意外な言葉。「両親がいなくなること想像したことある?私は考えるだけで悲しくて耐えられないの。そんな時、自分の家族がいなかったら独りぼっちになるのよ。だから、ちゃんと“結婚”のことを考えたいの」随分年下だと思っていた妹の言葉は、予想以上にズシリとのしかかりました。
 私には弟もいます。一番のんびり構えていたはずの弟が、最初に結婚しました。私は結婚相談所に勤め、毎日毎日“結婚とは?”という答えのない答えを探し、誰より結婚に近い立場にあったはずでした。しかし、実際には自分の結婚は誰より遠くに考えていたのかもしれません。
 弟の結婚は、私と妹だけでなく、家族の中を大きく変えました。今までほとんど連絡することがなかった弟が、マメに連絡をするようになり、毎日結婚について、何らかの話が持ち上がります。今なら分かります。その時私たち家族は、それぞれの思いを抱いて弟の結婚式に臨んだことを。
私は仕事である結婚相談所にやってくる人のことを考え、妹は自分と置き換え、自分自身と向き合っていたのです。
 結婚を考える時、自分自身を見つめ直すきっかけになっているのは確か。自分のいいところも、悪いところも、まずは受け入れて、それから目の前の人と向き合います。毎日“結婚”と向き合っている私は、自分自身の結婚について見えてないことを妹に教えられました。しっかり者の妹に、伝えなければいけません、「私より先に結婚しないでね」と。


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第1回  そびえ立つ壁」(2009年9月2日掲載)

2009年9月2日掲載:長崎新聞「うず潮」
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  結婚相談所に勤務して4年が過ぎました。結婚相談所に就職するつもりも、興味があったわけでもなかったのですが、偶然が重なり、現在に至っています。

 結婚相談所という業種は誤解されやすい業種のようで、「結婚相手がいない人が行くところ」「結婚したいときの最後のとりで」などと思われているのです。当初、私自身もそのようなイメージを抱いていました。
 考えが一変したのは、「出会いのイベント」のサポートに入ったとき。当時25歳だった私と同年代の男女が結婚について誠実に考え、活動している姿に触れたからでした。その日から私は、結婚相談所に対するイメージ改善を図るため積極的に活動を行いました。しかし、最初の壁は意外に身近なところにありました。それが私の父でした。
 「結婚相談所というのは、人に見合いを勧めたり、独身ばかりを集めて変なパーティーするところだろう」と言うのです。先入観や偏見なのですが、実際にお見合いやパーティーも行うため、否定することもできず、目の前でストレートに嫌悪感を表す父にがくぜんとしました。そしてとどめを刺すのです。「恥ずかしいから人前で仕事のことは言うなよ」。このときから親類の間で私の仕事は〝事務〟となりました。
 私は機関誌作成を担当しているため、できたものを1部自宅に持ち帰り、目に留まるところに置くようにしました。それから2年以上たったある日、「娘は結婚相談所に勤めているんです」と父が話しているではありませんか。「真面目に仕事を続けていますから、悪いところではないはずです」と。
 父は結婚相談所の現場を知りません。知っているのはそこで働く娘の姿。「結婚の相談ならうちの娘がいますよ」と陽気に話す父。まだまだ誤解が多い業種ですが、理解ある人も増えているのも確か。私を応援してくれる父にまずは「あなたの娘も29歳の独身ですよ」と伝えなければならないようです。


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第21回  「理想の人?」

第20回  「幸せの原点?」

第19回  「婚活の途中?」

第18回  「素直になれなくて?」

第17回  「幸せと体力?」

第16回  「共有、共感」

第15回  「幸せの形?」

第14回  「円満の秘訣」

第13回  「理想は平行線」

第12回  「タイミングと努力」

第11回  「経験と想像」

第10回  「恋の大作戦?」

第9回  「家族からのサポート」

第8回  「心の信号機」

第7回  「親と子の結婚観」

第6回  「出会いの確率」

第5回  「結婚の心得」

第4回  「お見合い結婚」

第3回  「30歳・独身」

第2回  「姉妹」

第1回  「そびえ立つ壁」


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